枕木の交換

裏庭の枕木がボロボロになっていましたので、交換しました。取り出して裏側を見ると中が空洞になっていました。シロアリだと思います。枕木を固定している木杭も、土に埋まっている部分はボロボロでした。

裏返すと中が空洞でした

1. 費用と作業時間
材料費は枕木4m(2 mを2本)を含めて全部で約3万円、トータルの作業時間は約8時間でした。

2. 使用した資材・部品
2-1 枕木
国産杉タナリス注入 インサイジング加工済 塗装枕木 幅140mm、高さ200mm、長さ2mを2本購入しました。色はエボニーブラウンです。この断面サイズは1号というらしいのですが、なかなか売っておらず、探した結果、木工ランドさんの通販で購入しました。
1本9000円で、送料は4000円でした。送料は6トントラックでの配送の場合で、4トントラックでの配送だと高くなるようでした。6トントラックでの配送の場合は、自宅までの道路幅が6メートル必要とのことです。ただ、これは他の車とすれ違えるための幅のようですので、所々で4メートルくらいの道幅であっても6トントラックで問題ないと思われます。
1本34キロだったので、トラックの運転手さんとトラックから下ろしました。

この包装で配送されました。
表面拡大

2-2 木杭
枕木は斜面との境界に設置するので、枕木固定用として購入しました。直径60mm、長さ600mmを5本購入しました。表面は焼き仕上げ済でしたが、耐久性向上のため塗装しました。
1本290円でした。いくつかホームセンターを周り、安かったカインズホームさんで購入しました。通販も調べましたが結構高かったです。
古い枕木を固定している木杭のサイズに合わせましたが、直径が太いので大型ハンマーを準備して打ち込みました。

2-3 塗料
木杭と枕木の塗装に使用しました。DCMカーマで1300円くらいで購入しました。
匂いの少ない水性を選びました。

2-4 カスガイ
枕木同士の連結に使用しました。幅120mm、深さ50mmです。ホームセンターで10本、300円くらいで購入しました。

2-5 釘
枕木と木杭の固定用に購入しました。長さ125mmです。ホームセンターで7本、200円くらいで購入しました。

3. 工具
3-1 釘抜き・ミニバール
枕木や木杭を固定しているカスガイと釘を外すのに使用しました。頭の大きさの違う2本をリサイクルショップで購入しました。価格は片方が100円、他方が200円でした。

3-2 ハケ
枕木と木杭に塗料を塗るのに使用しました。100均で1本、100円で購入しました。

3-3 金槌
カスガイと釘を打ち込むのに使用しました。

3-4 高圧洗浄機
古い枕木を再利用する際に、枕木を洗浄するのに使用しました。実家にあったものを使いました。

3-5 ドリル
カスガイや釘の下穴をあけるのに使用しました。

3-6 大型ハンマー
木杭の打ち込みに使用しました。実家にあったものです。頭は10kgの重さでした。

4. 作業内容
4-1 カスガイの取り外し
まず枕木同士を連結しているカスガイを外しました。釘抜の尾でカスガイの胴を浮かし、釘抜の尾をカスガイの釘に差し込んでカスガイを抜きました。枕木が傷んでいるたので、手こらずカスガイを外すことができました。

カスガイの胴を浮かします。
カスガイの釘を抜きます。

4-2 木杭の釘の取り外し
次に、枕木と木杭を固定している釘を抜きました。最初に頭の小さい釘抜きで釘の頭をだし、その後、頭の大きい釘抜きに変えて釘を抜きました。最後は釘抜きの尾を足で踏みつけて釘を抜きました。足を痛める恐れがあるので、長いパイプなどを釘抜きの尾につなげてトルクを上げて手で抜く方が安全と思います。

釘の頭を出します。
釘抜を換えて釘を抜きます。

4-3 古い枕木の取り外し
古い枕木には木の根などが絡まっており、ハンマーで叩き、隙間にバールを差し入れて少し動かして木の根を切りました。それから枕木を持ち上げて外しました。外した古い枕木は廃棄物処理センターに持ち込んで燃えるゴミとして処分しました。

4-4 古い枕木の再利用
古い枕木は3本5m分を外しました。新しい枕木は4m分しかないので、1m分は古い枕木の腐っていない部分をカットして再利用しました。カットした後、高圧洗浄機で汚れをとり塗装しました。

4-5 枕木の仮配置
新しい枕木2本と再利用する枕木1本を仮配置してみました。まだ枕木同士は少し上下左右にズレています。

4-6 枕木の位置調整とカスガイを使った固定
枕木の周囲の土を削ったり足したりしながら、位置を調整しました。その後、カスガイを打ち込んで枕木同士を固定しました。念のためドリルで下穴を明けてからカスガイを打ち込みました。

カスガイは3本ずつ使用しました。

4-7 木杭の打ち込みと枕木との固定
木杭のサイズの穴をタガネを使って掘り、木杭を仮配置しました。石が多かったので、打ち込み量が30センチくらいになるように調整しました。穴掘りドリルを購入しようかと思いましたが、無くても大丈夫でした。その後、大型ハンマーで木杭の頭の位置が枕木の上面と同じ高さになるまで打ち込みました。最後にドリルで下穴を掘ってから、釘で木杭と枕木を固定しました。

4-8 作業完了
枕木が1直線に並んでいませんが作業完了です。資材を追加購入しながらダラダラ作業したため作業期間が1ヶ月くらいかかりましたが、作業だけの時間は約8時間でした。

作業前
作業後の全体写真
状態の良い古い木杭は残しました。

5. 失敗の共有😞
5-1 枕木の色が合わない
古い枕木を一部塗装して再利用しましたが、余っていた塗料を使って塗装をしたため、塗料の色が他の枕木と合わず色の統一感がない結果となりました😞対策は、塗料の色を他の枕木に合わせるという単純な事と思います。

上側が塗装した枕木で、下側が購入した枕木

5-2 枕木同士の配置がズレている
枕木同士の配置がズレました😞対策としては、枕木を置くときに手間を惜しまず地均しや水平出しして配置を合わせる事と思います。

枕木同士の面が少しズレている
枕木が真っ直ぐ並んでいない

以上、枕木の交換でした。

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